電気防爆世界統一規格は可能か?

 可燃性ガスの雰囲気では、各国の規格の認定を受けた電気機器を使わなければならない。 これまで、その規格はそれぞれの国のローカルルールに則らなければならなかった。 このため機器を輸出するには仕向地の認定を取得する必要があるのだが、認定料の負担は安くはない。 中小メーカーにとっては、その負担はかなり厳しい。 が、世界の動きは今、国際統一規格であるIECの導入に向かっている。 わが国では、国内規格が幅を効かしているが、部分的に導入されている。 日本は防爆後進国と言われるが、世界の流れを無視できなくなってきた。

 【総 論】 電気防爆世界統一規格は可能か?
 【オーバル】 各製品で市場ニーズに対応した防爆認定を取得
 【日本エマソン】 グローバル企業としての強みを活かすエマソン
 【金子産業】 電磁弁全機種で耐圧・本質安全防爆に対応する金子産業
 【島田電機】 自社製品ではジャンクションボックス・ケーブルグランドなどで海外認定取得
 【中村電機製作所】 国内TISS認定を取得、海外向けにはジョブベースで対応
 【日本アスコ】 アスコグループのグローバルネットワークを最大限に活用
 【富士電機システムズ】 全世界への輸出に対応する富士電機システムズ
 【山 武】 世界の防爆規格に効率よく対応
 【ワゴジャパン】 欧州の安全増規格に対応するWAGO端子台


(Vol.212 2008年11月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部