「人材派遣」 から 「人財派遣」 へ

 「派遣」 というと最近は、低賃金で働く労働力のように思われるようになっているかもしれない。 たしかに一部では、劣悪な環境で働いている派遣社員もいる。 が、こうした派遣要員は受注産業であるプラント・エンジニアリング産業には重要な戦力でもある。 むしろ特定のスキルを社会全体で共有するためには 「派遣」 という仕組みは無くてはならないと言えるだろう。 一部の劣悪な環境で働く労働力のイメージが世間を支配しているようだが、高い評価を持つ 「人財」 派遣の価値を認め、産業界も良好な条件で活用するべきだ。

 ・「人材派遣」 はスキルを社会全体で共有する仕組み
   派遣制度の悪用で、横行する実態にそぐわない規制

 ・高付加価値型人材派遣を活用せよ!
   人材派遣の活用で活気ある社会を作り出せ


(Vol.209 2008年9月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部