「計装新時代」 FDT/DTMが拓く世界

 CFDT (Field Device Tool)、DTM (Device Type Manager) という用語が、最近になって計装業界で聞かれるようになってきた。 昨年12月にFDTGroup日本支部が開催したセミナーには、会場を満員にする参加者が集まった。 2000年代に入ってから、ヨーロッパで始まった、計測・制御分野のオープン化の動きだが、2005年にNGOとしてFDTGroupがベルギーに設立された。 わが国の計装メーカーでは横河電機、オムロンがこの動きをフォローしたが、他のメーカーにも徐々に広まる気配だ。 フィールド機器の稼働状況がパソコン上にドライバーで表示されるというグラフィック性も注目され、FDT/DTMは日本国内でもブレイクの気配だ。

・設備管理にも威力を発揮するFDT/DTM技術
  標準化・オープン化の動きから目を離すな


(Vol.197 2008年3月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部