視界不良の 「LNGプロジェクト」 |
2〜3年前まで、海外プラントビジネスの花形であった 「LNGプロジェクト」
の雲行きがあやしい。 すでにFEEDが終了しながら、いっこうにEPCプロジェクトの発注に移行しないプロジェクトが少なくない。 発注が頓挫している理由は、資材価格の高騰や人手不足に伴うレーバーコストの上昇だ。 かつてLNGプラントといえば、トンあたり200〜300ドルのコストで建設が可能だった。 ところが最近は1,000ドルを超えるケースも出始めている。 年産500万トンのプラント2系列を建設する場合、その建設コストは優に1兆円を超える。 これだけの投資に耐えられる事業主体も限られており、グラスルーツのLNGプロジェクトの具体化は当面、望み薄だ。 視界不良の市場を改めて、見直す。
・視界不良なLNGプロジェクト 今年の発注は1件? コスト高騰で発注に二の足
・市場状況は 「八方塞がり」 それでも求められる市場回復時の
「次の一手」
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