プロジェクトに宿るリスク総点検

 サハリン2プロジェクト、マレーシア向けごみ焼却プロジェクト、さらにはタイのクーデターと、このところ業界関係者を「ヒヤリ」とさせる出来事が相次いでいる。 しかも資源ナショナリズムから南米の一部の国でエネルギー産業が再び国営化する動きもある。
 これらの一連の動向にプロジェクトは翻弄される。 対応する企業のコントロールできる領域を超える。 そこにあるリスクを日常的にいかに回避するべきか。
 今ここで、業界の関わるリスクを見直し、最近浮上したプロジェクトリスクを見直してみる。


 ☆緊急「政治リスクアンケート」   業界の挙げた最大リスク国はイラン

 ☆高まる“新カントリー・リスク”   資源ナショナリズムの台頭を甘く見るな

 ☆クーデターは政治リスクの象徴   アジア通貨危機以来、ようやく回復したタイ・プロジェクトの行方

 ☆「環境リスク」という名のプロジェクトリスク   口実に使われるNGOロジック


(Vol.167 2006年10月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部