急拡大! 韓国エンジ産業
 2006年、韓国の海外向けプラント成約実績は200億ドルに達する勢いだ。 1〜6月までの成約額は108億ドル。このペースで行けば、ほぼ間違いなく達成される。
 原油価格の高騰に伴い、潤沢なプロジェクト資金を得た中東などの産エネルギー国はこのところ、積極的に設備投資に動き出している。 潤沢な資金に裏付けされた、旺盛なプロジェクト需要が成約実績を空前の高水準に導いている。このプロジェクト需要に伴い、人件費は急速に上がり、人手不足が深刻化。 また韓国ベンダー各社には、日本と韓国をはじめ世界のエンジニアリング企業から引き合いが殺到している。
 急拡大する韓国のプラント・エンジニアリング産業の実態を現地で追った。

 ☆韓国・海外プラント・エンジ成約、今期200億ドルに -海洋設備が好調、得意分野明確化で世界にアピール-
 ☆1年間でマンナワーレートが倍に? -人件費は上昇したが、最近では新卒学生憧れの業種に-
 ☆拡大路線をひた走る韓国エンジニアリング産業 -主要4社に見る21世紀の事業戦略-


(Vol.162 2006年7月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部