新常識になった 「安全計装」
 「人間はミスを犯す」 「プラントは故障する」
 こんな前提に基づいて規格化された安全計装規格「IEC61508」「IEC61511」が今、わが国のプラントビジネスに浸透している。すでに海外向けプロジェクトでは、ほとんどの案件で規格への対応が義務づけられている。
 計装のデジタル化に遅れをとった、わが国では「これから」という印象が強いが、国際社会ではすでに常識化したと言えるだろう。昨年あたりから安全計装規格に対応した計装システムや緊急遮断弁も発売されるようになり、安全計装は国内でも徐々に浸透し始めている。

 ☆新常識になった安全計装システム -ベンダー各社も対応急ぐ、海外新設案件には必須-
 ☆三菱化学、鹿島事業所に初の安全計装システム -ライセンサーの提案で横河「Prosafe-RS」を導入-
 ☆計装・バルブベンダーが安全計装に名乗り -国内外メーカーが相次ぎ対応製品を市場投入-
 ☆HSE & プラントリスクアセスメントを事業化する千代田化工 -「IEC61508 / 61511」規格の先駆的存在-

(Vol.156 2006年4月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部