復活! アジアプロジェクト市場
 やはりアジアが活気づくと、わが国のエンジニアリング業界も元気になる。地理的には、日本の裏庭で、アクセスしやすいアジア市場だが、90年代にはこの地域のプロジェクト市場がヒートアップしていた。
 大挙してアジアに押し寄せた、わが国のコントラクターは97年7月のタイにおけるアジア通貨危機の発生とともに、潮が引くように撤退した。その市場が再び活性化している。
しかも90年代の外資主導の経済成長から、自前の技術と経済による成長にその姿は様変わりしている。アジアの第2次成長は、自前主義で復活の道筋を描いている。

 ☆アジア第2次成長は自前主義 -外資依存の90年代から脱却-
 ☆化学プロ、注目されるシンガポールとタイ -シンガポールではナフサクラッカー計画が具体化-
 ☆立ち上がるアジアの重電市場 -依然大きなGTの存在、着実に増える石炭火力-
 ☆アジア・大洋州に注力、ヴァン・リーウェン社 -世界中にネットワークを持つ鋼材ストッキストの強み-
 ☆現地工事会社ジュロン・エンジニアリングの強み -東南アジアに根付いて30年、抜群の経験とノウハウ蓄積-
 ☆プラント操業を守り続けてきた山九シンガポール -日本的「良さ」を売り物に23年間で獲得した評価-

(Vol.154 2006年3月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部