ヒートアップする世界のコントラクター
 千代田化工建設の受注残高は1兆円を超え、日揮も9,000億の受注残高の仕事量をこなすために馬力をかける。 わが国のエンジニアリング企業の受注量はこのところすさまじい。 しかし、この好調な受注はわが国のコントラクターだけではない。世界的にコントラクターは今、大量受注に忙しい。
 フランスのテクニップも受注残高が100億ユーロを超え、操業以来最大の受注残高を目の前にしている。 こんな状況から機器を供給するベンダーの製作能力や大型船の輸送能力にも問題が出始めている。 世界のコントラクターは今、ヒートアップしている。

 ☆ヒートアップする世界のコントラクター -2005年がピーク、事業インフラは限界点に-
 ☆Aker Kvaerner、プロセス部門で増収でも低利益率
 ☆Technip、受注残高が100億ユーロを突破
 ☆FW社、受注額が7割増の41億2,600万ドル
 ☆KBR、前期までに不採算案件を一掃し黒字化

(Vol.153 2006年3月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部