【保全は戦略投資だ】

 「保全はコスト」という考え方はそろそろ廃れそうだ。

 高圧ガス保安法の改正により自主保全の時代を迎え、各企業の責任において保全が実施されなければならない。規制にがんじがらめにされ、事故を起こして「規制を守っていたのに…」という式の言い分を通そうとすれば、それは通用しない。自主管理、自社責任で適切な保全ができなければならない。

 そうなると、従来通りのお仕着せの保全を実施していたのでは埒が開かない。事故の無い高い操業効率のための投資と捉えた保全が求められるようになる。

 「保全はコスト」から「保全は戦略投資」と考え方を改める必要がある。



やってきた「戦略投資としての保全」の時代
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(vol.133 2005年4月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部