水素エネルギーのレアリティ (2004年11月25日号)



 水素エネルギーが注目されるようになって久しい。要素技術にはいくつかの問題があるものの、ほぼ完成度が上がり実用化までの道のりはそれほど遠くないようにも思える。が、経済性を考えると、水素エネルギーが実用化の域に達するには、長い時間をかけなければならない。

 こんな経済性から水素エネルギーには現実味が無いというのが世間的な評価になりつつある。それでも次世代エネルギーの有力候補であることに変わりはない。水素エネルギーのレアリティを検証する。


 経済性課題でも軽視できない水素エネルギー
   次世代エネルギーの有力候補、将来的には莫大な市場

 エンジ企業が取り組む水素エネルギー技術
   水素ステーション・ICFGなど、実証設備が稼働

 水素製造装置の草分け、三菱化工機の挑戦
   大型プラント向けからパッケージ型まで幅広く対応

(vol.125 2004.11.25号より)

重化学工業通信社
ENN編集部