「重電ビジネス NOW」

民活導入に「揺り戻し」、2極化する電力事業主体

 数年前まで「ガスタービンが主流」と言われた発電プラントだが、最近の状況は異なる。北米では石炭火力発電所が見直され、ほぼ30年ぶりに石炭火力発電所建設計画が復活した。この背景には、北米では良質で安価な石炭が産出されることと、現ブッシュ政権が石炭の活用を促したことがある。環境負荷の低い天然ガスは次世代のエネルギーとして注目されてきたが、単視眼的な見方は禁物だ。発電所のエネルギーは幅広い選択肢を持つようになった。

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(vol.114 2004.5.25号より)

重化学工業通信社
ENN編集部