「景気の最終ランナー」と言われ、世間の景気を2年ほど遅れて追いかけてきたプラント・エンジニアリング業界。が、今では景気のみならず、天然ガスの動向や隣国中国の動きまでを加味した判断が求められるようになってきた。最近の鋼材価格の値上がりは、中国特需によりもたらされたが、景気という一つの波ではなく、資材価格に影響を及ぼすすべての要素を視野に入れる必要がある。時代とともに置かれた立場が変わってきたプラント・エンジニアリング業界だが、新時代の調達はこの時代認識から始まると言えそうだ。
■「景気の最終ランナー」では無くなったエンジ業界
〜景気・ガス動向・中国情勢まで多面的な判断求められる調達〜
■調達先は「海外シフト」から「国内回帰」へ
〜プラント資機材は売り手市場に〜
■やはり調達マンの苦悩は深まる
〜為替の後に訪れた空前の鋼材高騰〜
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