日揮の成長戦略
コスト三層構造で強靱な体質を築く

 「日揮に成熟はない」日頃接している日揮の印象は端的に語る表現は、まさしくこの一言に尽きる。常に新しい手法や技術へのアプローチが行われ、自由闊達な社風がそれを吸収して血とになり肉になる。「ウチの会社は自由にモノが言える」日揮の社員は異口同音にこう語る。それを象徴するように森本社長は「人は管理しませんが、プロセスは管理します」と言う。重久吉弘会長の強いリーダーシップで飛躍の礎を築いた日揮は、現時点において高い完成度を示しているが、持続的成長を目指し、次世代への成長戦略を描き続ける。

■日揮 森本省治社長に聞く
  「当社では、『人は管理しません。
            仕事のプロセスを管理します』と公言しています」

■エンジニアリング企業のDNA受け継ぐシステムインテグレーター/日揮情報システム

■検査技術ベースに現場重視のビジネス展開/日揮プランテック

■日揮グループ競争力の要/日揮プロジェクトサービス

■創業以来のUOPとの関係ベースに事業領域を拡大/日揮ユニバーサル

■研究開発重視で世界4大触媒メーカーの一角に/触媒化成工業

■LNGプロでは新技術、資源開発では事業投資
  〜日揮の主力ハイドロカーボン分野でも次世代に布石〜

■日揮のバランス経営を演出する産業プロジェクト統括本部
  〜医薬品プロジェクトは非ハイドロカーボンの主役〜

(vol.109 2004.3.10号より)

重化学工業通信社
ENN編集部