今、なぜ「P2M」か

プロジェクトマネジメントは、いつまでに生産能力何万トンのプラントを建設するというプロジェクトを効率良く実施するための手法だ。一方プログラムは、その対象が不明確で、複雑的な要素を含む。P2Mは、プログラムとプロジェクトの双方をマネジメントする手法として2001年に日本で開発された。以後、標準ガイドブックは改訂され、昨年秋には「第4版」が刊行された。2000年時点でわが国の労働生産性は世界第1位の水準にあったが、2022年には第19位にまで落ちた。その要因の一つは、複雑化する様々なニーズに的確に応えることができなかったことである。「P2M」による労働生産性の回復が期待される。

 【総 論】
  今、なぜ「P2M」か
   多様化するニーズに効率よく対応する日本発のノウハウ
 
  価値創造を実現する「P2M」の実践には何が必要か
   求められる非定常業務(プロジェクト)の効率的な実施



 (Vol.568 2025年1月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部