重要度高まるバルブ・メンテナンス

設備が正常に稼働するには、適切なメンテナンスが実施されていることが不可欠だ。これは、プラントで稼働するバルブにとっても同じことだ。バルブのメンテナンスだが、意外にも、設備の中核よりもユーティリティなど、生産に直結しない設備のバルブのメンテナンスが先送りされるケースが少なくない。こうしたバルブでは、高経年化に伴いパーツが揃わず、パーツを製作するために治具から作ることもある。バルブのメンテナンスを請け負うメーカーには「匠の技」も求められる。


 【総 論】
  重要度高まるバルブ・メンテナンス
  メーカーとバルブ商社が対応、求められる「匠の技」

 【キッツエンジニアリングサービス】
  7月に川崎サービスセンターを開設、関東地域での機動力が向上
  グループの将来にとっても重視されるバルブメンテナンス

 【キューブロック・テクノロジー】
  東京ラボに続いて大阪ラボも新設、全国2カ所でメンテナンスを展開
  メンテナンスで得られるバルブの使用状況を把握、次の設計に反映

 【共新エンジニアリング】
  久門グループの一員として、手掛けるバルブメンテナンス
  豊富な経験を持つベテランが軸、ベテランが若手を育成

 【中村バルブ商事】
  熟練技術者がきめ細かなサービスを提供
  必要に応じて、治具や装置の製作にも対応

 【利昭工業】
  高品質で均質なメンテナンスサービスを提供
  テスト用設備を充実、今後は水素・SAFプラントのバルブメンテにも意欲


 (Vol.565 2024年11月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部