海外コントラクター「強者の正体」

コントラクターの「強者」の条件は、大規模プロジェクトで高い確率で利益を計上できることだ。それも一過性ではなく、継続的に利益を上げないと強者とは言えない。また国策的なプロジェクトを手掛けながら、高収益を上げる企業もある。ただ、コントラクターに限らず、企業のあるべき姿は利益をしっかりと再投資に回すことだろう。果たして、これをできているコントラクターはどれだけ存在するのだろうか。

 【総 論】
  海外コントラクター「強者の正体」
  成長のカギは時代の趨勢とポートフォリオの適合

 【現代建設】
  韓国を代表する建設エンジニアリング企業
  国家を担う大型プロジェクトに対応、原発プラント輸出にも積極的

 【Larsen & Toubro】
  中核のEPC事業を維持しつつ、次世代向けデジタル化にも注力
  建設エンジ事業の収益を次世代事業に再投資

 【サイペム】
  強みはオフショア・サブシー関連設備の建設
  高水準のエネルギー価格を背景に、業績が改善

 【韓サムスンE&A】
  2024年上半期は減収減益も高水準の業績を維持
  顧客・業界との関係作りにも注力


 (Vol.562 2024年10月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部