今求められる「P&ID」

プラント設計では、3D CADによる設計の以前に、2Dの「P&ID」による設計がある。「P&ID」は配管計装図と呼ばれ、プラントにおける配管や計装機器の接続を専門的な記号で示した図面だ。この図面に空間情報を取り入れたものが3D CAD図面になる。重要な役割を担う「P&ID」だが最近では、その生産性の高さを実現することを目的とした「P&ID」ソフトが市場に投入されるようになってきた。「P&ID」の最新状況について取材した。

 【総 論】
  エンジニアリング生産性を向上する「P&ID」
  軽視できない3D CADデータとの整合性
   ・プラント設計に欠かせない「PFD」と「P&ID」
   ・設計の生産性向上を目的に開発された「EYEPID」
   ・「P&ID」のインテリジェント化を実現したTIS千代田システムズ
   ・「P&ID」のインテリジェント化を進めたAVEVA

 【各 論】
  今、機能向上が図られる「P&ID」
  主力ベンダーが注目すべき展開へ
   ・ユーザーニーズに応え「EYEPID」を開発したヘキサゴンALI
   ・「Dynamic Flow Navi」で属人的作業をデジタル化したTIS千代田
   ・AVEVA「AVEVA P&ID」の連携を強化

 (Vol.558 2024年7月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部