根強い、LNGプラント需要 |
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻したことにより、西側諸国の経済制裁により、欧州諸国がロシアからパイプラインで天然ガスを輸入できなくなった。これをきっかけに、天然ガスを液化したLNGの取引が活発化、LNGプロジェクトの具体化が期待された。しかしプロジェクトを計画する事業主体はFID(最終投資決定)
には慎重だ。
この背景には、再生可能エネルギーへの世界的なシフトがあることがあるように見える。しかしFIDを慎重にしているのは、アジア大洋州地域と欧州地域の経済の減速だ。カタールは2月に新たにノースフィールドウェストLNGプロジェクトを発表し、増産を目指す。LNGプラントの需要は引き続き根強い。
【総 論】
根強い、LNGプラント需要
2023年のFID案件は2件、将来的には期待高まるLNGプロジェクト
【各 論】
商談に減速感はあるが、LNGプロジェクトは必ず動く
底堅い需要がプロジェクトを支える
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