プラント施工会社のネクストステージ

プラント建設の施工会社はこれまで、需要産業である石油精製・石油化学産業の建設およびメンテナンスを主力事業として展開してきた。しかしこれら需要産業の設備投資は今後、縮小することが予想されている。この状況下、次世代を睨んだ取組が始まっている。山九は技能のグローバル展開を目指し、高田工業所はEPCコントラクターを目指した取組を本格化している。そしてレイズネクストはENEOSグループの一員として事業展開している。3社ともに独自の戦略を取り始めている。


 【総 論】
  次世代を睨んだ独自事業を展開する3社
  多極化するプラント施工会社のネクストステージ戦略

 【山 九】
  二つの教育拠点で育成した現法社員をグローバル活用
  技能のグローバル展開で、国内の人手不足にも対応

 【高田工業所】
  EPC本部の設置から日揮との提携へ、強化される付加価値向上戦略
  労務提供型事業から脱皮、本格化するEPC強化策

 【レイズネクスト】
  80年以上に渡る歴史の中で、培われた幅広い技術・ノウハウが武器
  太陽光発電の実績から新たなカーボンニュートラル分野へ



 (Vol.547 2024年2月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部