アナログの「底力」

デジタル投資が社会全体で進んでいる。この時期、デジタルに投資しなければ、社会の中で遅れを取る可能性もある。しかしすべてをデジタルに委ねることはできない。仮に電力供給が停まるようなことがあれば、デジタルは使えなくなる。そんな時でも、安全弁はプラント内部の圧力が高まり、設定値になれば開いて内部の圧力を降下させる。また日本メンテナンス工業会が取り組んでいる、フランジ締結技能講習もプラントの安全を確保するうえで重要なアナログ技術だ。社会がデジタル化する昨今だが、アナログの重要性について、改めて深掘りする。


 【総 論】
  アナログの「底力」
  デジタル化は必須だが、無視できないアナログ

 【福井製作所】
  制御システムに依存しない最終安全装置、安全弁
  専業メーカー、FUKUIが世界各地のプロジェクトに納入

 【JAMSEC】
  JAMSECが取り組む、フランジ締結技能講習制度
  メンテナンスの重要技術、フランジ締結にフォーカス



 (Vol.546 2024年1月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部