2024年プラント市場見通し(化学 / 電力 / 鉄鋼 / 環境)

世界全体でカーボンニュートラル化が進んでいる。これまでFS(事業化調査)、FEED(基本設計)が行われてきた案件も、今年は具体化に向けて動き出す。海外では、水素・アンモニア製造設備の投資が形を持ち始め、ガスタービンも水素混焼から水素専焼へと技術的な進化が進む。「カーボンニュートラル」という基盤を持ちつつ、2024 年の設備投資需要は旺盛だ。

 【化学プロジェクト】
  根強いLNGプラント需要、燃料アンモニア案件も浮上
  国内ではSAF設備投資が本格化

 【電力プロジェクト】
  アジア・中東などのGTCCプロジェクトの進展に期待
  国内は長期脱炭素電源オークションが注目

 【鉄鋼プロジェクト】
  設備投資が活況な鉄鋼業界
  脱炭素化、生産性向上、高付加価値製品強化が焦点

 【環境プロジェクト】
  中小規模から大規模まで、DBOプロが相次ぐ
  海外ではUAE、東南アジアに注目


 (Vol.545 2024年1月合併号より)



重化学工業通信社
ENN編集部