デジタル化で可能になるバルブの状態監視

プラントの配管内部は目視できない。その内部の状況を知る方法の一つに、配管に設置されているバルブの状態から知る方法がある。バルブに装着したポジショナやアクチュエータから得られるバルブのデータから、配管およびバルブの状態監視が可能になる。状態監視が可能になることで、CBM(状態基準メンテナンス)が可能になり、無駄なバルブの交換を削減できる。デジタル化によるバルブの状態監視は、プラントの操業効率の向上にとって、不可欠な要素だ。

【総 論】
 高まるバルブの状態監視ニーズ
 バルブのスマート化からサービス提供まで、対応は多様化

【アズビル】
 スマートポジショナのトップメーカーとして2022年度10万台を販売
 「700シリーズ」では圧力センサを搭載

【金子産業】
 APOSAの新たな活用方法を開発
 「つぶやき日報」機能で、保全員の直感とデータが連携

【キッツ】
 着実に評価を上げる「KISMOS」によるトラブルの未然防止ソリューション
 「明日から始められる」が好評、確実な手応え

【日本アスコ】
 世界のあらゆる防爆規格に対応するバルブ位置検知を実現
  スイッチボックス・電磁弁・非接触リミットスイッチを組合せ

【日本フィッシャ】
 あらゆる調節弁で最適制御を実現する「DVC6200シリーズ」
  広範囲に及ぶバルブ診断機能も装備



 (Vol.533 2023年6月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部