岐路に立つ、プラント工事会社

わが国が人口減少社会に突入するのと同時に、世界は脱炭素化に進む。この社会的な変化に伴い、建設・メンテナンスを手掛けるプラント工事会社も、従来市場が縮小するのが避けられない状況にある。こうした中、プラント工事会社は、新たな手を打ち始めている。山九は、技能のスペシャリストを目指して、人材育成に力を入れ、高田工業所とレイズクストは、EPCへとスコープの拡大に向かった。各社ともに、それぞれの特徴を活かした「次の一手」を打ち始めている。


 【日本メンテナンス工業会 田 寿一郎 会長に聞く】
  「フランジ締結技能講習制度」が需要産業からも高評価
  「働き方改革」への対応では、石油・石油化学業界などと協力

 【総 論】
  岐路に立つ、プラント工事会社
  技能のスペシャリストを目指す山九、EPCに向かう高田とレイズ
   ・業容が変革するプラント工事会社
   ・技能のスペシャリストを目指す山九
   ・EPCへの傾斜を強める高田とレイズ

 【各 論】
  山九・高田・レイズの「次の一手」
  技能の深掘りから事業スコープの拡大まで、多様化する事業
   ・山 九     変革期でもブレない技能を重視する姿勢
   ・高田工業所   事業エリアとスコープの拡大で、成長路線を目指す
   ・レイズネクスト メンテナンスのノウハウにエンジニアリング力を付加


 (Vol.525 2023年2月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部