進む、エチレン分解炉の電動化技術開発

エチレン分解炉の加熱のための燃焼で排出されるCO2は、石油化学産業で排出されるCO2の1/4を占めると言われる。このため、石油化学産業の脱炭素には、エチレン分解炉のCO2排出削減が不可欠だ。そこで現在、欧州を中心に、エチレン分解炉の電動化技術の開発が進められている。石油化学メーカー、エンジニアリング企業、そしてプロセスライセンサーがそれぞれの立場で取り組んでいる。一連のエチレン分解炉の技術開発について、レポートする。


 【総 論】
  進む、エチレン分解炉の電動化技術開発
  欧州を中心に活発な技術開発、わが国ではTOYOが取組

  欧州で活発に展開される、スチームクラッキングの脱炭素化
  ベンチャーから有力石化メーカー・エンジ企業が取組




 (Vol.521 2022年11月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部