ライフサイクル型ビジネスが生み出す新市場

エンジニアリング企業はプラントや施設の建設を生業としている。しかし受注産業であるがために、エンジニアリング企業の業績はなかなか平準化しない。そんな中で、エンジニアリング業界では、プラントや施設の運営までを取り込むことで、業績を平準化する動きが広がりつつある。ごみ焼却プラントでは、以前から、プラントメーカーにO&Mを委託しているが、これを受託することで、業績のベースロードが築かれている。このO&Mの受託は、運営へと進み、ライフサイクル型のビジネスへと発展している。


 【総 論】
  ライフサイクル型ビジネスが生み出す新市場
  受注産業の業績平準化を実現する、スコープの多角化

 【JFEエンジニアリング】
  運営型事業で業績平準化を目指すJFEエンジニアリング
  24年度には、売上高の6割を運営型事業で達成へ

 【月島機械】
  メーカーとしての良心とプライドがライフサイクルビジネスに発展
  PFI事業から出発、FITの活用でより大きな安定収入に




 (Vol.520 2022年11月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部