世界的変化への対応で、実現に向かうプロジェクト

この数年、脱炭素化がプロジェクトを動かす要因の一つとなってきた。しかし今年2月のロシア軍のウクライナへの軍事侵攻に伴い、エネルギーの安全保障がプロジェクトを動かす要素に加わった。世界のエネルギー需要の約1割を賄ってきたロシアを、かつてのように、エネルギーの供給源にできなくなったことは、エネルギー地政学を変化させたと言える。この変化に伴い、プロジェクトは新しい局面を見せ始めている。


【化学プロジェクト】
 新たなエネルギー安全保障への対応で、新規プロジェクトが具体化
 LNGと大型石化プラント建設で注目される米国とカタール

【電力プロジェクト】
 アジア・中東はGTCC入札相次ぐ、国内もバイオマス・GTCC計画続く
 燃料・資材価格高騰が足元に影響も

【環境プロジェクト】
 西日本でDBO・PFIプロの入札が相次ぐ
 海外では、バーレーンなど、新たな市場が浮上



 (Vol.516 2022年9月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部