「デジタル化と防爆」が拓く世界

 生産ラインでは、デジタル化による生産性の向上が積極的に進められている。しかし生産ラインの中には、爆発雰囲気を持つ危険場所が少なくない。そんな危険場所で安全に機器や装置を活用するには、機器・装置の防爆化が必要になる。その防爆化だが、最近では、様々な機器・装置が防爆化されており、デジタル化された設備の防爆化が進みつつある。防爆ロボット、インテリジェンスを持つ防爆電磁弁に加え、デジタル機器を収納できる防爆仕様の接続箱などへの注目度は高い。「デジタル化と防爆」が拓く世界を注目すべきだ。


 【総 論】
  「デジタル化と防爆」が拓く世界
  巡回点検ロボット、電磁弁で進む防爆化

 【金子産業 中村善典代表取締役社長に聞く】
  開発に8年間、APOSAの実用化で生まれる高効率の予兆診断
  理想の電磁弁を社内外の限られたリソースで実現

 【三菱重工業】
  三菱重工業、プラント巡回点検防爆ロボットを実用化へ
  ENEOSと共同開発、今年4月から販売を開始

 【金子産業】
 「APOSA」で実現した、バルブの最適保全
  枝配管でも効率的に管理、診断からデータ解析まで一貫対応

 【日本アスコ】
  自動オン/オフバルブ「TopWorxソリューション」にASCO開発の機器を搭載
  ライフサイクルに渡る、信頼性を実現

 【バルテック】
  防爆容器「EJBシリーズ」「GUBシリーズ」を市場に投入
  20年以上に渡り、スマートホンなどのデジタル機器を防爆化


 (Vol.512 2022年6月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部