プラント高経年化に対応する設備診断技術

 2030年度まで旺盛な更新需要が期待される国内のごみ焼却炉事業だが、足下では新型コロナウィルスの感染拡大や、工事費や資機材価格の高騰の影響が懸念されている。市場ははたして、どのように動くのか。一方、稼働開始から20年間以上が経過した焼却炉を持つ自治体は、今後の老朽対策工事への取り組みに力を入れている。老朽対策からはやはり、目が離せない。


 【総 論】
  プラント高経年化に対応する設備診断技術
  専業・ユーザー系エンジ、プラント施工会社が取組

 【千代田化工建設】
  高度解析による診断技術で、ソリューションを提供
  投資最適化支援から低・脱炭素化まで、対応

 【日揮グループ】
  既設プラントの診断・改善サービス「PLANT PLUS」
  50年間で1,000件を超える診断・改善実績

 【旭化成エンジニアリング】
 「プラントC&M事業部」の発足でプラントのライフサイクルを事業領域に
  商船三井とは、舶用回転機器異常の予兆で本格的サービスを展開へ

 【東レエンジニアリング中部】
 「保全は生産の一部」、東レの経営理念から生まれた設備診断を外部にも提供
  解析・診断サービスからメンテナンス教育まで対応

 【三菱ケミカルエンジニアリング】
  フレキシブルなIoTプラットフォームを提供し、
   多種多様なセンサーで設備データを収集
  独自のモニタリング手法で豊富な設備データをリアルタイムに解析し
   適切なメンテナンスを実現

 【日本工業検査】
  高所・狭所など、危険を伴う検査を安全に実施できる装置を開発
  安全かつ低コストでの検査を実現

 【高田工業所】
  日本初の電流情報量診断システム「T-MCMA」で回転機械の電流診断を実現
  クラウド対応でDX化を促進、遠隔監視も可能

 【レイズネクスト】
  超音波探傷試験を効率化したFRENDシステム
  24年度施行の時間外労働規制に対応、効率的なメンテナンスを実現


 (Vol.510 2022年5月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部