ごみ焼却プラント、CO2分離・回収・有効活用の可能性

 これまで、ごみ焼却プラントは日本政府や地方自治体の補助金で建設されてきた。このため、その性質は社会的コストだった。しかし、全国の半分以上の自治体がごみ処理の有料化を始めるなど、そのコスト負担は徐々に難しくなってきた。こうした中で、ごみ焼却に伴い排出されるCO2を有効活用するカーボンリサイクルへの期待が高まっている。CO2からメタンを生成できれば、マネタイズの道も開かれる。その可能性について、検討してみる。

【総 論】
 ごみ焼却プラント、CO2分離・回収・有効活用の可能性
 社会的コストから、生産設備としての側面を持つことができるか

 ごみ焼却プラントのCO2回収とマネタイズの可能
 日造・JFEエンジ・重工グループが実証試験に着手



 (Vol.508 2022年4月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部