プラント資機材調達、困難の中で見出される活路

 現在、プラント資機材調達は未曾有の困難に直面している。価格は高騰し、輸送する船舶の不足が運賃を上昇させている。しかも半導体不足から、計装盤などのデリバリーも遅れ気味だ。これまでに経験の無いような困難に直面しているが、価格が高騰している現在、比較的に資機材価格の影響を受けにくい加工度の高い機器を優先的に調達するなどして、対応している。難局にあるが、その中で徐々に活路が見出されている。

 【総 論】
  プラント資機材調達、困難の中で見出される活路
  高水準続く資機材価格、輸送運賃も空前の高値

 【千代田化工建設】
  コロナ禍の経済活動の再開に直面しても、工期とコストで最善を尽くす
  カタールLNGプロでは、分割購買で対応

 【東洋エンジニアリング】
  海外拠点を随所に活用、効率の良い調達を実現
  市況の感応度に応じた適切な対応を重視

 【東レエンジニアリング】
  サプライヤーとの情報共有と早期発注で納期を死守
  検査などにはウェブ会議も活用、調達の効率化を推進

 【日揮グローバル】
  「プロジェクト期間中にベストな調達」が基本方針
  プロジェクト条件・顧客の意向に応じた柔軟な調達を実現


 (Vol.505 2022年3月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部