DXはエンジに任せろ!

 DX(デジタルトランスフォーメーション)が社会の様々な場所で話題になっている。DXの期待は、あらゆるテクノロジーの高付加価値化を実現することだ。アナログでは見えなかった事象が、デジタル化により分かりやすく見えるようになるなど、様々な効果が期待される。設備のDX化と言えば、長年に渡り、設備に親しんできたエンジニアリング企業の活躍の場が大きい。設備状況から稼働状況を探り、適切な操業を提案するなど、エンジニアリング業界には、様々なノウハウがある。敢えて言う「DXはエンジに任せろ!」

【総 論】
 敢えて言う、「DXはエンジに任せろ!」
 統合・解析力に強み、設備と向き合ってきた実績と経験が武器

【JFEエンジニアリング】
 社内業務の効率化から顧客へのサービスの高付加価値化まで対応
 キャリア採用を含む60名の中核組織「ICTセンター」

【千代田化工建設】
 デジタルソリューション「EFEXIS」によりプラントの操業改善を実現
 AI資格保有者が多数在籍、データ解析で差別化

【東洋エンジニアリング】
「DX−PLANT」を6基の尿素プラントに装備
 ライセンサーとしての強みを活かす、DXでプラントライフサイクルをカバー

【日 揮】
 DXを活用したメンテナンスプラットフォームを提供
 インテリジェントとメンテナンスを統合した「INTEGNANCE」事業を展開

【日鉄エンジニアリング】
 社内のデジタル化による業務革新と事業の高付加価値化にDXを活用
 社員を育成するためのデータサイエンティストプログラムも整備

【横河電機】
 NTTドコモと共同で、プロセスプラントの自律制御の実証実験
 5G環境でクラウド・AIを活用



 (Vol.489 2021年6月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部