インテリジェントバルブが拓く世界

 一つのプラントにバルブは数百台設置されている。従来、主配管のバルブしか状態監視できなかったが、バルブに装着されたセンサーなどによりその状態を把握できるようになった。それを状態監視することで、CBM(状態基準メンテナンス)が可能になる。CBMが可能になれば、交換する必要の無いバルブを交換する無駄を削減できるし、プラントの適切なメンテナンスを実現できる。バルブのインテリジェント化が拓く世界は、プラントの延命化などにとっても重要だ。

【総 論】
 インテリジェントバルブが拓く世界
 きめ細かな管理で操業効率を改善

【アズビル】
 クラウド型バルブ解析診断サービス「Dx Valve Cloud Service」が本格化
 三菱ケミカルが採用、バルブの稼働データをクラウドで提供

【金子産業】
 「APOSA」で実現した、バルブの最適保全
 枝配管でも効率的に管理、診断からデータ解析まで一貫対応

【日本アスコ】
 近接型リミットスイッチで電磁弁の開閉の目視を実現
 センシング機構付き防爆電磁弁で電磁弁を精密センシング



 (Vol.488 2021年5月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部