デジタルトランスフォーメーションが起こす業務革新

 デジタル化技術の進化により、エンジニアリング業界でも、デジタルトランスフォーメーション(DX)の活用が活発化している。EPCの効率化により、生産性を従来の5〜6倍に改善することが目標となるなど、DXが生み出す高い生産性に注目が集まっている。一方、ごみ焼却プラントでは、プラントメーカーやその子会社にオペレーション&メンテナンスが委託されるケースが増えており、運転データを収集できる。この立場を活用してDXを核にオペレーション効率を向上し、設計へのフィードバックが可能だ。DXの導入をきっかけに業務革新が起こる。

【総 論】
 デジタルトランスフォーメーション(DX)が起こす業務革新
 DXの活用で効率向上と付加価値創造を実現へ

【千代田化工建設】
 自社EPCと顧客の資産価値最大化にDXを活用
 EPCCの業務改善では、米CII提唱のAWPを活用

【東洋エンジニアリング】
 過去データの最大活用で6倍の生産性を目指すTOYO
 ライフサイクルをカバー、「DXoT」で業務革新

【日揮グループ】
 DX活用でEPC生産性の6倍向上を目指す
 2030年代に中核となる中堅・若手社員が「ITグランドプラン2030」を策定

【JFEエンジニアリング】
 デジタル化の要衝、グローバルリモートセンター
 遠隔監視と運転省人化で、ごみ発電事業の収益性向上

【日鉄エンジニアリング】
 原点は製鉄所運営の効率化
 デジタル化の範囲拡大と新事業創出に本腰



 (Vol.464 2020年4月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部