高経年化で浮上したプラント外面腐食問題

 プラントの高経年化とともに、外面腐食の問題が浮上してきた。腐食性の高い薬品などでは、腐食速度が速いため、腐食については早い時期から問題になっていたが、外面腐食の場合、腐食速度が遅いため、なかなか問題にならなかった。しかしわが国のプラントの多くの経年年数は40 年を超え半世紀に届こうとしている。中でも、CUI(コロージョン・アンダー・インシュレーション:保温材下の腐食) は、保温材を剥がすために時間とコストがかかるため、対応が難しい。そのために欧米では、プラントの新設時に保温材下に塗装を施すのが常識になっている。外面腐食の問題にいかに取り組むべきか、特集した。

【総 論】
 高経年化で浮上したプラント外面腐食問題
 新設案件では、腐食への対応が差別化になる

【関西ペイント】
 プラント新設時CUI対策塗料「サモスター配管用E・S」を開発
 鋼構造物用重防食塗料「ルビゴール」は錆び面に塗装可能

【大日本塗料】
 構造物・重防食塗料で幅広い品揃え
 CUI対策・素地調整軽減剤・腐食割れ防止などに対応



 (Vol.446 2019年6月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部