AIが開く、ビジネスチャンス

 AIやIoTという用語を聞かない日が無くなるほど、その関心は高まっている。プラントエンジニアリング関連では、操業に伴うビッグデータから最適オペレーションを捜し出すのに活用され始めている。つまり、プラントのPOEX(操業) に使われるのだ。これまで、プラントエンジニアリングビジネスはCAPEX((設備投資) が中心だったが、AIを活用することで、OPEXを対象にできるようになった。AIは新たなビジネスチャンスの扉を開こうとしている。

【総 論】
 AIが開く、ビジネスチャンス
 エンジ会社はOPEX、電磁弁では自己診断、新境地へ

【千代田化工建設】
 ネシアLNGプラントの最適オペレーション提案にAI
 操業データディープラーニングで対応

【東洋エンジニアリング】
 GEと「Predix」についてMOUを締結、「DX−PLANT」を展開
 尿素プロセスライセンサーとしての優位性も活用

【日 揮】
 ペトロナスとともに空冷式LNGプラントの高温排気再循環問題に取組
 データ・インテリジェント本部を設置、組織も充実

【金子産業】
 APOSAでシリンダ式ON−OFFクォータターンバルブ自己診断を実現
 シンプル制御で異常検知、低コスト化を狙う

【日本アスコ】
 近接型リミットスイッチ「GO Switch」でIIoTに対応
 電磁弁の作動監視がワイヤレスネットワークと接続



 (Vol.429 2018年9月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部