樹脂・FRP製プラント機器が拓く世界

 プラントというと、重厚な金属製機器の集合体を思い浮かべるのが一般的だ。しかしプラントの内部では硫酸、硝酸など強酸な物質が使用されるケースもある。この場合、金属製の機器では、腐蝕が起こりやすくなる。このようなプラントでは、樹脂・FRP製のプラント機器を採用するケースもある。また半導体製造設備の薬液供給設備でも腐食性の高い薬品が使われるため、樹脂・FRP製の機器が重要な役割を果たす。樹脂・FRP製プラント機器が新しい可能性を拓くケースも少なくない。

【総 論】
 樹脂・FRP製プラント機器が拓く世界
 耐腐蝕性と高い加工性で優位性、FRPでは強度を実現

【旭有機材】
 樹脂製アクチュエータを4月に発売、PP製タンクの拡販にも注力
 樹脂製配管材のスペシャリスト、旭有機材

【エフ・アール・ピー・サービス】
 最適設計による製造をインドネシアで実現
 FRPスペシャリストとして、プラント用塔槽類をリーズナブルな価格で提供

【積水化学工業】
 多種多様な樹脂製バルブ・配管材をラインナップ
 原料・配合設計から製品開発・製造販売、配管の劣化診断まで対応



 (Vol.422 2018年5月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部