焼却炉、7万トンの老朽化対策を追え

 1990〜 2005年に稼働を開始したゴミ焼却炉は全国に全275件、処理能力では日量換算で6万8,840トン。炉の寿命は概ね20〜30年間と言われており、この275件・6万8,840トンの炉も、更新・改修時期を迎えている。にもかかわらず、自治体の財政状態は厳しく、さらに最近は、土木工事費の高騰がプロジェクトの実現を危うくしている。それでも、自治体や清掃一部事務組合は、既存炉の更新や、基幹改良工事・延命化工事に前向きに取り組む。全275件・6万8,840トンの老朽化対策を追った。

【総 論】
 焼却炉、7万トンの老朽化対策を追え
 更新・新設、基幹改良工事・延命化工事で4万トン超

【プロジェクトリスト】
 1990〜2005年に稼動を開始した主な焼却炉と、老朽化対策工事



 (Vol.421 2018年5月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部