EMSで「眠れる市場」を掘り起こせ

 EMS(エネルギー・マネジメント・システム)は、その対象領域を広げてきた。製造業では工場を対象とするFEMSが主流だが、そのFEMSも最近では、業務改善など、法制化が予定されている「働き方改革」にまで対象領域を拡大しようとしている。単なる省エネのみならず対象領域を拡大することで、現在では、休眠中の市場を掘り起こすこともできる。これを実現するには、従来のEMSの発想から飛び出して、業務フローまでを捉えるべきだ。

【総 論】
 EMSで「眠れる市場」を掘り起こせ
 対象は省エネのみならず、業務改善まで含めれば莫大な潜在市場

【アズビル】
 省エネへの豊富な知見を持つ担当者がウォークスルー診断
 エネマネ事業者に登録、補助金も活用

【千代田システムテクノロジーズ】
 「ISO50001」エネルギーマネジメントシステムでソフト事業
 東南アジアの加工・組立産業向けに、人材トレーニングにも対応

【富士電機】
 工場の特性に合った省エネプランを策定
 目標を上回る34%の省エネ率を達成、山梨製作所では経産大臣賞

【横河ソリューションサービス】
 工場のみならず地域に対応したCEMSで成果
 幅広い領域のEMSに対応するYOKOGAWA



 (Vol.420 2018年4月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部