多様化するLNGプロジェクト

 今年は、プロセスプラントの需要について、回復ムードになってきている。こうしたムードを作り出している要因の一つがLNGプロジェクトの需要回復だ。理由は、現在、供給過剰気味のLNGも2022〜2023年に需給がバランスして、以後、供給不足に陥る可能性があるからだ。このため、建設期間に5年程がかかるLNGプラントは今年あたりから発注が始まる見通しがある。とはいうものの、LNGの取引形態もかつてのような長期契約ばかりではなく、スポット買いも増えている。このため、LNGプラントも多様化している。最近のLNGプラント市場を追った。

【総 論】
 多様化するLNGプロジェクト
 生産調整前提に中小規模トレーンで構成も

 アフリカ・北米で商談が本格化
 大型案件から中小トレーンまで幅広く対応



 (Vol.415 2018年2月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部