多様化する東南アジアプラント市場

日本の裏庭で、アクセスも容易。こんな特徴を持つ東南アジアは、わが国のプラント・エンジニアリング業界にとって、半世紀以上に渡る市場だ。しかし、この市場には、経済成長を遂げた国から、これから経済成長の階段を駆け上がろうとする国まで様々だ。ある面では市場だが、すでに、パートナーとしての実力を身に着けている国もある。この多様な市場は、市場と技術供給という二つの側面を持つ。多様化する東南アジアのプラント市場を追った。

【総 論】
 先進国と途上国が混在する東南アジア
 多様性は活力の源、地理的優位性により日本にも商機

【化学プロジェクト】
 石油精製とLNGターミナルの動きに注目
 ネシア・タイで発注間近の案件、実現可能性高い日系企業の投資

【電力プロジェクト】
 石炭火力から再生可能エネルギーへのシフトも視野に入れる東南アジア諸国
 地域ごとの最適生産・地産地消が進むか

【環境プロジェクト】
 2020年3.5兆円市場のリアリティ
 日本勢の将来を左右するKLプロジェクト


 (Vol.398 2017年4月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部