復活するオイル&ガスプロジェクト

1年前を振り返ると、低迷する油価を背景に、プロジェクトの動きはにぶかった。しかし、昨年9月と11 月のOPECの減産合意もあり、現在では50ドル台を回復している。この回復により産油国は財政状態を改善させつつある。加えて長期に渡って設備投資を行わなければ、企業は先細るため、設備投資意欲は徐々に回復している。かつて、市場を牽引したLNGプロジェクトは供給過剰状態のため回復に数年かかるが、LNG以外のオイル&ガスプロジェクトは復活している。

【総 論】
 油価50ドル台回復で、オイル&ガス案件が復活
 LNGターミナル計画が相次ぎ具体化、製油所の近代化も進む


【ガスプロジェクト】
 LNGプロ下火でも、ガスプロジェクトは相次ぎ復活
 アジアのLNGターミナル、ロシア・ガス処理設備に注目


【石油プロジェクト】
 中東・北米・アジア地域の製油所で大型投資
 油価回復で活気づくプロジェクト、FPSOでも案件が相次ぎ浮上



 (Vol.392 2017年2月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部