ドローンはどこまで使えるか

無人航空機「ドローン」には、輸送から検査・計測まで、様々な用途がある。検査・計測では、これまで見ることができなかった箇所が画像を通じて見ることができるようになったり、検査・計測にも道が開ける可能性がある。エンジニアリング業界においても、建設会社が土量管理に実用化している。またプラントでは、防爆エリアのある石油・ガスや化学プラントについては、定修期間中やオフサイト施設などに限定して使用するしかない。それでも、ドローンを活用することで、人員や、それに伴うコストの削減も可能になる。ドローンはどこまで使えるか、業界全体で考える必要がある。

【総 論】
 ドローン、エンジニアリング業界では土木施工管理で活発に活用
 プラントでは電力プラントの設備管理など限定的

【日本工業検査】
 防爆エリアを持つプラントで、ドローンは使えるか
 日本工業検査が適用を検討、定修時・オフサイト・プラント外で有効

【大成建設】
 大型造成の土量管理でドローン空撮による写真測量を検証
 従来測量方法との精度差は2%以内、実用化へ



 (Vol.387 2016年10月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部