拡大するゴミ焼却炉基幹改良需要

かつて、メンテナンスの対象といえば、機器か大型タンクだった。理由は、トラブルが生じれば、生産に与える影響が大きいからだ。このため、長らく、配管がメンテナンスの重要な対象になることは少なかった。しかし、海外では配管の外面腐食による漏れが原因で、事故につながるケースが報告され、最近では、外面腐食が問題視されるようになってきた。特に保温下の外面腐食は、目視が難しいため、問題となっている。外面腐食が起こる配管の延長は膨大な距離に達し、すべてを管理するのは不可能だ。外面腐食にいかに対応すべきか。業界各社も知恵を絞る。

【総 論】配管外面腐食を見逃すな
 減らない腐食管理不良による事故

【日本工業検査】外面腐食検査に多岐に渡る技術で対応
 顧客の要望にコストミニマムの検査方法を提案、高まるニーズ

【旭化成エンジニアリング】独自開発の要素技術で高効率の設備診断を実現
 タンク・容器・配管の高速全面検査サービスを提供

【出光エンジニアリング】グループの操業データ活用した外面腐食検査・改善サービスを提供
 米クエスト社の検査技術で、小口径パイプラインと加熱炉チューブ検査でも実績

【三菱化学エンジニアリング】グループ向け配管で蓄積したノウハウで最適提案
 配管の点検ポイント・診断をサポート


 (Vol.377 2016年5月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部