「MIRAI」効果を捕まえろ

 昨年12 月、トヨタ自動車が燃料電池車「MIRAI」を発売した。 この発売により、水素社会は構想段階から現実のモノになった。 わが国政府は、昨年4月に閣議決定した「エネルギー基本計画」で、「水素社会の実現に向けた取組の加速」を掲げており、燃料電池車の実用化は、水素社会に向かう号砲でもある。 すでに、水素ステーションの設置が急がれるが、エンジニアリング業界にとっては、様々なビジネスチャンスが期待できる。 「MIRAI」効果とも言える水素社会の到来をいかにビジネスに作り上げるか、明るい課題が浮上した。

 【総 論】     「MIRAI」効果を捕まえろ
           現実になった水素社会、相次ぎ浮かぶビジネスチャンス
 【金子産業】    防爆電磁弁と配管内消炎システム「フレームアレスタ」で水素社会に対応
 【キッツ】     ステーション用バルブで最先端
 【新コスモス電機】 低濃度の水素ガスも検知するセンサでリード
 【村上技研産業】  光学式水素ガス検知スイッチを市場に投入
 【川崎市】     川崎市、水素社会の実現に向けた「川崎水素戦略」を推進
           市内企業の技術シーズを活用、3つの戦略を実行


 (Vol.355 2015年5月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部