医薬品エンジニアリング市場の5極

 医薬品の生産額は7兆円弱の水準で安定しており、国内でも安定的に設備投資が行われている分野だ。 しかし日本政府が政策的に進めているジェネリック医薬品振興策に伴い、市場環境は様変わりした。 かつては大手製薬メーカー中心の市場だったが、現在では、@大手製薬メーカー、Aジェネリック医薬品メーカー、B受託メーカー、C研究所、D外資系包装ラインの5極に分かれた。 この5極にいかに取り組むかが、設備を手掛けるエンジニアリング企業の戦略上の軸になる。 5極に挑む、主要各社の戦略とともに、市場を俯瞰する。

 【総 論】
  5極に分かれた医薬品エンジニアリング市場
  大手製薬・ジェネリック・受託・研究所・包装ラインが主戦場に

 【エンジニアリング企業】
  エンジニアリング企業、医薬の5極市場に照準
  全方位型から得意分野特化型まで、対応は各社様々


 (Vol.354 2015年4月25日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部