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リビアはわが国プラント・エンジニアリング業界の中でも、馴染みの薄い国だ。これまでにプラント建設実績を持つのは、1980年代にミスラタ製鉄所を建設した神戸製鋼所のみだ。そんなリビアは長年に渡りアメリカのILSA(イラン・リビア制裁法)の対象で、日本企業が受注できるプロジェクトも具体化しなかった。
そんなリビアで日揮は2001年にWAFAガス処理プラントを受注。日揮の歴史の中でもとりわけ僻地性の高いサイトであるのに加え、期間中にはSARSによりアジア人の入国が拒否されるトラブルも起こった。これら一連の苦境を克服して日揮は契約納期通りにプロジェクトを完工。遂行能力の高さを印象づけた。
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重化学工業通信社
ENN編集部 |