Hitzが要素技術のインテグレーションで実現した鹿島共同再資源化センター
キルンとストーカ炉、二つの技術で一廃、産廃の混焼を実現


 日本で初めて第3セクター発電ごみ処理プラントとして設立された鹿島共同再資源化センターが、操業開始から丸4年を迎えようとしている。

 Hitz日立造船のロータリーキルン式焼却炉での混焼、ストーカ炉の技術、そして発電。それぞれの技術が様々な経験と時間を経てここに統合された。新エネルギーとして期待されたRDFの利用や、センターの余熱を利用して発電し売電するという事業形態は今ではプラント業界でもよく見られるようになった。

 順調に運営される官民一体型の一般廃棄物と産業廃棄物の処理プラント、循環型環境社会の中で新たな役割を担いはじめている。


(vol.131 2005.3.10号)

重化学工業通信社
ENN編集部