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去る9月29日、住友金属工業の鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)で、炉容積5,370m3で世界第4位の規模を持つ新1号高炉の火入れ式が行われた。
わが国における大型高炉の新設は四半世紀ぶり。このためプロジェクトチームには、ベテランエンジニアとともにOBも集められた。同時にプロジェクトでは高炉技術の伝承も目的に、若手エンジニアの育成も図った。
高炉は経済成長のシンボルとされるほど、基幹産業を支える設備だが、低成長期の現在、その建設コストは従来比の30%と大幅に下がった。技術の進歩によりコストダウンと炉寿命の延長が実現され、高炉建設そのものが低成長期と異なる意味を持った。 |
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重化学工業通信社
ENN編集部 |