セントレア方式で効率上げた
中部国際空港プロジェクト
民間提案の導入で建設費削減、成田・関空の汚名を晴らせるか

 来年2月の開港を目指して中部国際空港プロジェクトの仕上げ工事が着々と進められている。新空港建設では、これまで世界一高いと言われてきた空港離着陸料を計画段階で設定し、そのターゲットに向かってプロジェクトが進められた。その中で民間提案も導入して、建設費も大幅に削減できた。一方開港後は、商業施設ゾーンに誘致されたテナント群で集客増を図る。空港を施設ではなく、事業として捉える試みが結実した。

(vol.113 2004.5.10号より)

重化学工業通信社
ENN編集部